『まいられぇ岡山』を楽しみ尽くす、岡山の寺社めぐりをお届けしている はなか です。
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今回訪れたのは、総社市の街なかにある総社宮(そうじゃぐう)。正式には「備中国総社宮」といい、総社市の名前のもとになった神社です⛩️
「総社」とは、その国にある神社の神さまを、一か所にまとめてお祀りした神社のことだそうです。
総社の意味は、以前備前国総社宮を参拝したときに知りました。
なので今回は、「ここが備中国の総社なんだな」くらいの気持ちで行ってみました。
ところが、いただいた資料を読んでびっくり。
備中国内の304社に加え、相殿の八柱神や末社12社を合わせると、324社もの神さまが祀られているそうです😳
でも、実際に歩いてみて面白かったのは、数の多さよりも境内社の一つひとつでした。
稲荷社に木野山神社、神池に囲まれるように建つ厳島神社。説明板を読みながら歩くのが、思っていた以上に楽しかったです。

この記事で分かること
私が歩いて見つけたことや、参拝前に知っておきたいことをまとめてみました😊
📍 総社宮の境内マップ

私は国道180号線側から境内に入り、稲荷社のあたりから見て回りました。
境内社の説明板を読みながら一周し、神池のほとりを歩いて御朱印をいただくまでで約60分。
大きな高低差もなく、階段もほとんどないので、歩きやすい境内でした。
🙏 総社宮はなんの神様?ご祭神とご利益
主祭神は、ご夫婦の神さまである大名持命(おおなもちのみこと・大国主神)と須世理姫命(すせりひめのみこと)。備中国内の304社の神々も、一緒に祀られています。
大国主神は国造りや縁結びの神さまとして知られ、『まいられぇ岡山』では厄祓・安産・交通安全・商売繁昌・受験合格などのご利益が紹介されています。
📜 なぜ、324社もの神さまが一か所に祀られているのでしょうか
「総社」という仕組みが生まれた背景には、国の役人・国司が国内の神社を一社ずつ巡拝する負担がありました。
当時の国司は、政治を行うだけでなく、その国の神社を祀ることも大切な仕事の一つだったそうです。
いただいた「総社の由来」によると、備中国の国府は今の総社市金井戸にあり、国司は毎年304社を巡拝していたそうです。
平安時代の末期になると、巡拝の負担を省くため、国府の近くに社を建てて神々をまとめてお祀りすることにしたんです。
ちなみに、この地のお社の創建はさらに古く、社伝では飛鳥時代の大化年間(645〜650年)に始まったと伝えられています。
その後、応永年間に本殿、慶長年間に拝殿が再建され、現在の本殿は昭和54年の再建。平成6年には「総社跡」が総社市の史跡に指定されました。
💡 ちょっと豆知識:「総社」がそのまま地名になった
神社が「総社宮」「総社大明神」と呼ばれるようになると、神社のある村も「総社村」に。
その総社村が総社町になり、昭和29年に近くの村々と合併してできたのが、今の総社市です。
そして秋の例大祭では、304社に相殿八柱神と末社12社を合わせた324の神々に、神饌(しんせん)を奉献する古例が今も続いているそうです(岡山県神社庁)。
324もの神々にお供えをする古例が残っているなんて、資料を読むまで知りませんでした。準備するだけでも大変そうですね!😳
⛩️ 総社宮の見どころ
① 最初に出会った、雰囲気のいい稲荷社
国道側から境内に入って、最初に目に入ったのが稲荷社でした。
木立に囲まれたお社で、最初から「雰囲気がいいな」と思いました。

京都の伏見稲荷大社から迎えたお社で、「稲荷」は「稲成(いねなり)」の意味なんだとか。
総社宮の境内社には、それぞれ白い説明板が立っています。
一社ずつ読んでいると、祀られている神さまも由来もさまざま。説明板で小さな発見をしながら歩くのが、私は好きです。
② 狼の像が迎えてくれる、木野山神社
もう一つ印象に残ったのが、木野山(きのやま)神社です。
狼の像がある、ちょっと気になるお社でした。

説明板によると、木野山神社では狼が守護神とされ、キュウリをお供えする習慣があるそうです。
狼にキュウリ? どういうつながりがあるんでしょう。
ちょっと不思議な組み合わせです🤭
③ 思っていたより長い、回廊
総社宮には、随神門から拝殿のほうへ続く木の回廊があります。

本殿側から歩いてみると、回廊は思っていたより長い!
ちょうど近所の子どもたちが遊んでいて、「地元の人たちに親しまれている場所なんだな。平和だな~」と思いながら歩きました😊

④ 拝殿の大注連縄と、ずらりと並ぶ神楽面
拝殿に着いて、まず目を引いたのが大きな注連縄。太くて、とても立派です。

見上げると、梁に神楽面がずらっと並んでいて、こちらもすぐに目に留まりました。
総社のあたりは備中神楽が伝わる土地。ずらりと並んだお面を見て、備中神楽もいつか実際に見てみたいと思いました。
⑤ 神池に囲まれた厳島神社
境内の一角には、木立に囲まれた神池があります。

神池に囲まれるように建っているのが厳島神社。中世からは弁財天としても信仰されてきたお社です。
水辺にお社や鳥居がある景色って、なぜか惹かれるんです🌿
⑥ 千木が空に伸びる本殿

玉垣の外から見上げると、屋根の反りと、空に伸びる千木がよく見えます。
玉垣には寄進した方の名前が一本ずつ刻まれていて、地元の方々に支えられてきた神社なんだなと感じました。
🌿 そのほかの見どころ
今回は見られなかったもの
資料で知ったのに、今回は見られなかったものも……。
- 龍と鳳凰の大天井画:2020年に奉納(まいられぇ岡山より)。今回は気づかず、見ることができませんでした。
- 奉納絵馬:円山応挙・大原呑舟・岸駒らの絵馬があるそうです。
📝 総社宮の参拝メモ(御朱印・駐車場・所要時間)
御朱印

御朱印は、拝殿の横の授与所でいただきました。
ほかに待っている方もいなかったので、神職の方がその場で直書きしてくださいました。初穂料は500円です。
「どこから来られたんですか?」と声をかけていただき、御朱印を書いていただく間に少しお話ししました。
御朱印と一緒にいただいた「総社の由来」とチラシが、この記事の由緒の元になっています。
参拝の基本情報(受付時間・駐車場の開閉門)
| 御朱印 | 拝殿横の授与所にて500円(直書き) 受付は8時〜16時(2026年版『まいられぇ岡山』より) |
|---|---|
| 所要時間 | 境内社の説明板を読みながら一周して、約60分 |
| 駐車場 | 無料。区画線の引かれた駐車場あり。開門は午前7時・閉門は午後4時(現地の看板より) 国道180号線沿いにも駐車場あり(私はこちらに停めました) |
| まいられぇスタンプ | 社務所 |
| トイレ | 社務所近く。バリアフリー対応で、きれいなトイレでした |
| TEL | 0866-93-4302 |
| 公式サイト | 備中国総社宮 公式サイト |
※受付時間・初穂料・駐車場の開閉門時間などは変更になる場合があります。参拝前に総社宮の公式サイトでご確認ください。
総社宮の年間行事(イベント)
| 1月1〜6日 | 正月行事 |
|---|---|
| 1月14日 | とんど祭 |
| 2月3日 | 節分祭 |
| 7月下旬 | 夏祭(輪くぐり祭) |
| 8月下旬 | 祇園神社祭 |
| 10月第3日曜日 | 秋季大祭(例大祭)。前日に宵宮祭。324の神々に神饌を奉献する古例が続きます |
| 11月 | 七五三詣 |
※日程は年により変わります。参拝前にご確認ください。
🚃🚗 総社宮へのアクセス
📍 住所:〒719-1126 岡山県総社市総社2-18-1
🚃 電車でお越しの方
JR桃太郎線(吉備線)・東総社駅から徒歩約5分です。
🚗 車でお越しの方
岡山自動車道・岡山総社ICから車で約7分です。

私は国道180号線沿いの駐車場に停めて、看板のところから境内に入りました。
境内の南側にも駐車場があります。入口が少し分かりにくいので、下の地図も参考にしてみてください。

駐車場の閉門は午後4時。
私は国道180号線沿いの駐車場に停めたので、閉門は気になりませんでした。
ところが、あとで写真の撮影時刻を見ると着いたのは15時51分で、南側の駐車場だったら閉門まで10分もなかった計算です。そんなに時間がたっていたとは……。
午後遅めに行く方は、駐車場の時間を先にチェックしておくと安心です。
おわりに|境内を歩いて見つけた、小さな発見
備中国総社宮でまず驚いたのは、324社もの神さまが祀られていることでした。
でも、実際に歩いてみて印象に残ったのは、境内社の一つひとつでした。
木立に囲まれた、雰囲気のいい稲荷社。狼の像が迎えてくれる木野山神社。神池に囲まれるように建つ厳島神社。
一社ずつ説明板を読みながら歩くのが、楽しかったです。
回廊では近所の子どもたちが遊んでいて、地元の人たちに親しまれている神社なんだなあと感じました😊
以前訪れた備前国総社宮では、平安時代の様式を取り入れた拝殿が印象に残っています。
こちらの備中国総社宮には長い回廊や神池のある三島式庭園があって、同じ「総社」でも、それぞれに違った見どころがありました。
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※この記事の情報は訪問時(2026年9月)のものです。




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