『まいられぇ岡山』を楽しみ尽くす、岡山の寺社めぐりをお届けしている はなか です。
『まいられぇ岡山』って何? って方はこちら>>
今回訪れたのは、岡山市北区吉備津に鎮座する吉備津神社(きびつじんじゃ)。
桃太郎のモデルとされる大吉備津彦命を祀る、備中一宮の神社です⛩️
初めて訪れたのは、ウォーキングがてら、自宅から1時間かけて歩いて向かった日でした。
旧社務所のあたりまで来たとき、ふっと、ひんやりとした空気を感じた瞬間がありました。今でもよく覚えています。
そして、はじめて目にした拝殿と廻廊。
「おおぉぉぉっ。すごいーーーっ。」
素晴らしすぎて、ただただ圧倒されました。
それからは、何度もお参りしてきた身近な神社です。
初宮詣や七五三、結婚式の前撮りでも人気で、わが家の息子夫婦もここで前撮りをしたんです。
何度も訪れた経験をもとに、見どころや参拝情報をまとめました。
吉備津神社のTikTokショート動画はこちら >>
吉備津神社はこんな人におすすめ
人生の節目を大切にしたい方はもちろん、ふと立ち止まって心を整えたい時にもおすすめです。
特に、次のような方に向いています。
- 国宝の本殿・拝殿と360mの廻廊を見てみたい人
- 岡山で歴史を感じる神社を巡りたい人
- 御朱印や鳴釜神事を体験したい人
- 桃太郎伝説と温羅の物語を知りたい人
吉備津神社の境内図

吉備津神社の御祭神|なんの神様?
主祭神:大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)
第7代孝霊天皇の皇子とされ、吉備の国を平定した英雄神です。
昔話「桃太郎」のモデルともいわれ、全国的に知られています。
ご利益は、健康長寿・学業成就・商売繁盛・交通安全などとされています。
桃太郎伝説と温羅の物語|鳴釜神事の由来
「桃太郎といえば、桃から生まれた男の子が犬・猿・キジを連れて鬼ヶ島へ行くお話」
そう思っている方にこそ、吉備津神社の境内を歩いてみてほしいんです。
ここには、桃太郎のモデルとされる 大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと) と、鬼のモデルとされる 温羅(うら) の伝承が今も息づいています。
異国の王子「温羅」と、二本の矢
伝説によれば、温羅は異国から吉備へ渡ってきた王子です。
鬼ノ城(きのじょう)に拠点を構え、周辺の人々を苦しめていました。
その討伐に向かったのが、吉備津彦命です。
二人の戦いは熾烈を極め、放たれた矢が空中でぶつかり合ったとも伝えられます。
決着をつけたのは、吉備津彦命が放った 二本同時の矢でした。
その一本が温羅の左目を射抜いたとされ、今も近くを流れる「血吸川(ちすいがわ)」の名は、この伝承に由来するといわれています。
キジとタカ、鯉と鵜の化け比べ
追い詰められた温羅はキジに姿を変え、吉備津彦命はタカとなって追います。
さらに温羅が鯉となって川へ飛び込むと、吉備津彦命は鵜となって捕らえたといいます。
鬼の首が眠る御竈殿(おかまでん)と鳴釜神事
討たれた温羅の首は、この地に埋められたと伝えられています。
本殿から続く廻廊を進むと、途中に御竈殿(おかまでん)へ向かう道があります。
現在も行われる 鳴釜神事(なるかましんじ) は、この伝承に由来します。
釜の鳴る音で吉凶を占う神事です。
その音は、温羅の声ともいわれています。
私は、鳴釜神事を動画で見たことがあります。
神事では、「阿曽女(あぞめ)」と呼ばれる女性が神職と竈をはさんで向かい合い、せいろの中で玄米を振ります。
実はこの阿曽女に、一時なりたいと思っていたこともあるんです🤭
夫も思わず声を上げた360mの廻廊
廻廊の途中に建つ、南随神門。
ここから廻廊を歩いていくと、一歩進むごとに、異世界へ入っていくような感覚になります。
神社にあまり興味のなかった夫も、南随神門のあたりで思わず「おぉ…」。
「すごいやろー」と言うと、「うんうん」とうなずいていました。
現地のリアルな見どころ(スポット別解説)
本殿・拝殿

日本唯一の様式「比翼入母屋造(吉備津造)」で、国宝に指定されています。
巨大廻廊

全長360m。どこまでも続く木造の廻廊は圧巻です。
御竈殿(おかまでん)

鳴釜神事(なるかましんじ)が行われる神聖な場所です。
あじさい

約1,500株のあじさいが咲く、岡山屈指の名所です。
訪れた日のあじさい祭りは、多くの人でにぎわっていました。お抹茶をふるまっていただき、水車のある庭をゆっくり眺めることができました。
あじさい祭りの吉備津神社TikTokショート動画はこちら>>
矢置岩

吉備津彦命が温羅との戦いの際に矢を置いた場所と伝えられています。
ご神木

本殿の傍らに堂々とそびえ立つ、御神木の銀杏です。
宇賀神社

境内の入り口近く、大きな池(神池)の中央に鎮座する神社です。
御陵

宮内庁が管理する「陵墓(りょうぼ)」です。281歳まで生きたという伝承が残る、大吉備津彦命の御陵です。
結婚式の前撮り・七五三の撮影情報|ご祈祷の予約と撮影ルール
七五三シーズンの吉備津神社は、たくさんの家族連れでにぎわいます。
七五三・初宮詣のご祈祷の予約と、前撮りなど境内で撮影するときのルールを、公式サイトの情報からまとめました(確認日:2026年9月28日)。
ご祈祷は完全予約制です
吉備津神社のご祈祷は、2026年7月13日から当日申込の受付を終え、完全予約制になりました。
予約はウェブから、希望日の3日前までに行います。
当日は、予約時間の30分前までに来社するよう案内されています。
- 七五三のご祈祷:11月中に受付
- 七五三の受付時間:9:00〜14:00
- 初穂料:公式サイトの七五三のページでご確認ください
出典:吉備津神社 公式サイト(お知らせ 2026年7月13日/ご祈祷/七五三)
※受付期間・受付時間・初穂料は変更になる場合があります。参拝前に公式サイトでご確認ください。
境内での撮影と撮影許可(公式のお知らせ)
公式サイトのよくある質問では、社殿の中の撮影はお断りしていて、境内は自由に撮影できると案内されています。
カメラマンに頼む撮影については、神社のお知らせ「撮影について」にルールがまとめられています。
- カメラマンに頼む撮影(営利撮影):社務所の受付で申し出て、撮影許可証を受け取る(当日の申請でよい)
- ご祈祷中:録音・録画・撮影は一切できない
- 御祈祷殿:入れるのは家族のみで、カメラマンは入れない
- 廻廊:ほかの参拝者の通行を妨げない。緋毛氈(赤い敷物)を敷くのは厳禁
このほか、ほかの家族の子どもを許可なく撮らないことなども書かれています。
出典:吉備津神社 公式サイト(お知らせ「撮影について」2026年4月3日/よくある質問)
撮影を予定している方は、当日の前にお知らせの全文を読んでおくと安心です。
前撮りを頼むなら|出張撮影という選択肢(fotowa・OurPhoto)
※このセクションにはアフィリエイト広告が含まれています。
冒頭でふれた息子夫婦の前撮りは、プロのカメラマンにお願いしたものです。
平日だったので、私は立ち会えませんでした。本当は立ち会いたかったのですが、あとで写真を見せてもらっただけ。
国宝の本殿・拝殿に、長い廻廊。吉備津神社は、結婚式の前撮りやウェディングフォトの場所としても選ばれているんです。
家族の予定が合えば、比較的混雑を避けやすい平日も選択肢になります。
前撮りを考えているなら、カメラマンに来てもらう「出張撮影」という方法もあります。
ここで紹介する2つのサービスは、私自身は利用したことがありません。
公式サイトの情報をもとに、前撮り(ウェディング)の撮影プランを表にまとめました。
| 項目 | fotowa(フォトワ) | OurPhoto(アワーフォト) |
|---|---|---|
| 料金 | スタンダードプランの料金 平日24,200円 土日祝29,700円 (プランごとに料金が決まっている) | 平日11,000円〜55,000円 土日祝13,200円〜66,000円 (カメラマンによって異なる) |
| 撮影時間 | 約60分(準備・片付けを含む) | 50分 |
| 写真データ | 75枚以上 | 30枚以上 |
| 衣装・ヘアメイク | 衣装・小物は自分で用意 | 衣装・着付け・ヘアメイクはなし(自分で用意) |
| 特徴 | 撮影後の全額返金保証(条件あり) 場所・日時によって出張料3,000円が加わる場合あり | カメラマンの撮影例を見比べて依頼 |
キャンセルや日時変更、雨の日の扱いは、サービスごとに条件が異なります。
どちらのサービスも、七五三や初宮詣(お宮参り)の撮影に対応しています。料金や条件はプランごとに違うので、公式サイトでご確認ください。
出典:fotowa(岡山市の前撮り/料金/撮影プランのリニューアル/全額返金保証)、OurPhoto(ウェディング)
fotowaが向いている人
- プランごとに料金が決まっていて、予算を先に決めておきたい人
- 写真データを多め(75枚以上)に残したい人
- 撮影後の返金保証(条件あり)があると安心な人
OurPhotoが向いている人
- 撮影例を見比べて、カメラマンを自分で選びたい人
- 予算に合わせて、料金の幅から選びたい人
申し込みと当日の撮影許可
どちらも、公式サイトで撮影場所(岡山市など)と日にちを入れてカメラマンを探し、予約を申し込みます。カメラマンが承認すると予約成立です。
吉備津神社で撮影するときは、当日、社務所の受付で撮影許可証を受け取ります。ご祈祷中の撮影や廻廊での注意など、詳しくはすぐ上の「境内での撮影と撮影許可」をご覧ください。
※料金・キャンペーン・返金の条件は変更になる場合があります。申し込み前に各公式サイトでご確認ください。
参拝メモ(御朱印・所要時間・駐車場)
- 御朱印
受付 9時~16時
直書き:300円 書き置き:300円~
※正月・ゴールデンウィーク・秋季大祭などの特別な日は待ち時間が出ます。それ以外の日は、ほとんど並ばずにいただけます。
- 駐車場 駐車場あり(約400台)有料:60分300円
駐車場は拝殿のすぐ下にあり、駐車場から拝殿へは階段を上がります。
※駐車場から見上げる本殿・拝殿もみどころ。
- 参拝所要時間 拝殿・本殿から廻廊をぐるっとゆっくり歩いて約30分。御竈殿や御陵まで足を延ばし、御朱印もいただくなら約1時間〜1時間半。七五三シーズンはたくさんの家族連れで賑わいます。
- ご祈祷(七五三・初宮詣など) 完全予約制。希望日の3日前までにウェブで予約(上の「七五三・初宮詣で参拝するなら」を参照)
- まいられぇクイズ:祈祷受付。(※スタンプラリー対象外)
※御朱印の受付時間・初穂料・駐車場などの情報は訪問時のものです。変更になる場合がありますので、お出かけ前にご確認ください。
吉備津神社のアクセス|最寄り駅・ICからの行き方
🚃 電車でのアクセス
JR岡山駅からJR吉備線(桃太郎線)で吉備津駅まで約17分。
吉備津駅下車、徒歩約10分。
運賃:約210円。
🚗 車でのアクセス
吉備スマートIC(ETC専用)から約10分。または総社ICから約15分。
参拝のあとに、吉備路めぐりも
はじめて目にした拝殿と廻廊に、ただただ圧倒された日から、何度もお参りしてきた吉備津神社。
時間があれば、参拝のあとに吉備路をめぐるのもおすすめです。
すぐ近くには、同じく桃太郎伝説ゆかりの「吉備津彦神社」や、五重塔が美しい「備中国分寺」もあります。
道も広く、車でめぐりやすいエリアです。
たくさん歩いてお腹が空いたら、周辺の古民家カフェでランチをするのもおすすめです。
歴史の余韻に浸りながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。
同じ桃太郎伝説でも、吉備津彦神社に伝わる温羅の物語は、ここ吉備津神社とはまた違うんです。
吉備津彦神社の詳細はこちら>>
吉備津神社と吉備津彦神社の違いはこちら >>
※この記事の情報は2026年7月の参拝時のものです。







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