『まいられぇ岡山』を楽しみ尽くす、岡山の寺社めぐりをお届けしている はなか です。
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今回訪れたのは、岡山市南区藤田に鎮座する藤田神社(ふじたじんじゃ)。
昔は「児島湾神社」と呼ばれていた神社です⛩️
神社のまわりには田んぼが広がり、見渡す限り平らな景色。
そんな藤田神社を訪れたのは、令和8年8月8日でした。
「8」が三つ並ぶこの日だけの御朱印をいただきたくて向かったのですが、着いてみると思っていた以上のにぎわい。
「888」の龍の御朱印はその場では受け取れず、御朱印帳を預けて、後日もう一度訪れることになりました。
でも、結果的にはそれがよかったのかもしれません。
というのも、1回目の参拝でどうしても分からなかったものがあったんです。
龍神手水舎にある「天・地・人」の3つの玉。
『まいられぇ岡山』には「見つければ夢が叶う」とあります。
これは見つけないわけにはいきません😆
ところが「地」と「人」はすぐ見つかったのに、「天」だけが見つからない。
帰ってから写真を見返しても、
「これかな?」
「いや、違うかな?」
と、どうにもスッキリしません😅
3日後の8月11日。
御朱印帳を受け取りにもう一度訪れたので、今度こそと手水舎を見直してみました。
するとようやく、
「ああ、なるほど。これか」
と分かりました😊
今回は、そんな2回の参拝で見つけた藤田神社の見どころをご紹介します。

📘 まいられぇ岡山 掲載ページ:P82
この記事で分かること
などを、実際に歩いたときの様子とあわせてご紹介します😊
📍 境内マップ

駐車場から境内まではすぐです。
周辺は田んぼが広がる開けた場所で、私は迷わず着くことができました。
御朱印待ちの時間を除けば、境内をひと通り巡って30分ほど。
見どころが境内にぎゅっと集まっているので、歩きやすい神社です。
🙏 ご祭神とご利益|伊勢と出雲、両方の神さま
藤田神社には、三柱の神さまが祀られています。
- 豊受大神(とようけのおおかみ)…伊勢神宮より
- 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)…出雲大社より
- 少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)…大国主大神とともに国造りをされた神さま
表参道に立つ御由緒板を読んでいて、特に気になったのが、
「伊勢神宮と出雲大社の神々を一つの御本殿にお祀りする日本唯一の神社」
という記述でした。
伊勢と出雲。
神社めぐりをしていると、どちらもよく目にする名前ですが、その両方の神さまが一つの御本殿に祀られているというのは、たしかに印象に残ります。
ご祭神は、地を固め、物を造り成し、発展へ導く御力をお持ちの神さまとされ、古くから実業家なども社運隆昌や大願成就を願ってお参りしてきたそうです。

💡 ちょっと豆知識:「天津神」と「国津神」
御由緒板には
「伊勢神宮は天津神、出雲大社は国津神」
とも書かれていました。
天津神(あまつかみ)は、高天原の神々。
国津神(くにつかみ)は、地上の国に現れた神々を指す言葉です。
さらに
「天地結びて国生まれり」
という言葉も添えられていました。
御由緒板には、神々の御神徳と先人たちの努力によって広大な土地が生まれ、現在の発展へとつながったことも記されています。
では、なぜこの藤田の地に伊勢と出雲の神さまが祀られているのでしょうか。
その理由は、藤田神社の始まりと深く関わっています。
🏯 藤田神社の歴史|なぜ干拓地に、伊勢と出雲の神さまが祀られているのでしょうか
藤田神社の歴史は、児島湾の干拓と深く関わっています。
明治32年(1899年)、大阪の実業家・藤田傳三郎男爵が私財を投じ、干拓事業に着手しました。
ところが工事は、水害や塩害など、さまざまな困難に見舞われます。
傳三郎男爵が亡くなったあと、事業を引き継いだのは長男の平太郎男爵でした。
父が残した
「神仏を尊ぶ事成就の理也」
という教えのもと、伊勢神宮と出雲大社から神さまをお迎えしたと伝わっています。
そして大正4年(1915年)。
干拓事業の成就、干拓地の鎮魂、岡山県がこれからも栄え、発展していくことを願って「児島湾神社」が創建されました。
その後、大干拓事業の成就とともに、現在の「藤田神社」になったそうです。

今は田んぼに囲まれた穏やかな神社ですが、由緒を知ると、藤田の干拓とともに歩んできた神社だということが分かります。
✨ 藤田神社の見どころ
① 龍神手水舎と「天・地・人」の3つの玉

境内に入ってまず目を引いたのが、龍神手水舎でした。
石の水鉢に龍がいて、8月に訪れたときは、まわりに風鈴も飾られていました。
風が吹くたびにチリン、チリンと音がして、光を受けた風鈴がきらきら。
かなり暑い日だったんですが、このあたりだけ少し涼しく感じたのを覚えています🎐
音がとても印象的で、Threadsにも動画を投稿しました。
そして、この龍神手水舎にはもうひとつ楽しみがあります。
「天・地・人」を表す、3つの玉です。
「地」と「人」はすぐ見つかりました。
でも、「天」が見つからない。
1回目の参拝では結局分からず、帰宅してから写真を何度も見返しました。
それでも確信が持てず、御朱印帳を受け取りに再訪した8月11日、もう一度じっくり見てみることに。
そこでようやく
「あ、これか」
と納得できました。
3つの玉がどこにあるのかは、ここでは秘密にしておきます🤭
『まいられぇ岡山』で「見つければ夢が叶う」と紹介されている3つの玉。藤田神社へ行ったら、ぜひ探してみてください。
② 拝殿に掛かる、龍の注連縄

龍は手水舎だけではありません。
拝殿にも、ちょっと面白い龍がいました。
最初は普通の注連縄だと思って見ていたのですが、よく見ると先の部分が龍の顔になっています。
藁でこんなふうに龍を表せるんだ、としばらく見入ってしまいました。
手水舎の龍を見たあとに拝殿もじっくり見てみると、また違った発見があります。
③ 千木は「先端の切り口」を見る
社殿の屋根の上に、交差するように突き出している木があります。
これが千木(ちぎ)です。
参拝したときの私は、
「なんとなく伊勢神宮っぽい?」
「なんとなく出雲大社っぽい?」
くらいにしか見ていませんでした😅
帰宅してから調べてみると、千木には先端の切り方によって
・内削ぎ…先端を水平に切る
・外削ぎ…先端を垂直に切る
という違いがあるそうです。
ところが説明を読んでも、最初は
「どこのこと?」
でした。
見る場所は、千木のいちばん先端の切り口です。

ここが分かってから写真を見ると
「なるほど、ここが違うのか」
と、内削ぎと外削ぎの違いが分かるようになりました。
藤田神社へ行ったら、ぜひ屋根を見上げてみてください。
④ 本殿裏の「出雲ご縁石」で四拍手

本殿の裏へ回ると、注連縄が張られた大きな岩があります。
「出雲ご縁石」です。
そばの案内には、
「御祭神大国主大神は南向きに鎮まりになっておられます」
と書かれていました。
この場所から拝礼するよう案内されていて、お参りの作法は出雲大社と同じ
「二拝 四拍手 一礼」。
私も四拍手でお参りしました。
『まいられぇ岡山』でも、藤田神社は伊勢神宮と出雲大社の神さまを祀る神社として紹介されています。
「ここにも出雲とのつながりがあるんだな」
と感じた場所でした。
⑤ 竹林の中の白蛇宮

本殿の裏手、竹林の中にあるのが白蛇宮です。
赤い鳥居には注連縄が掛かり、そこには白蛇の姿もありました。
由緒によると、始まりは藤田に伝わる白蛇のお話です。
干拓の堤防が崩れた場所から多くの白蛇が現れ、その白蛇を殺生したあと、村に疫病が広がったことから、堤防と神社に白蛇さまを祀ったと伝わっています。
もともとは目や足の神として信仰され、現在は金運の神としてお参りする方も多いそうです。
白蛇宮で聞こえてきた鳥の声
白蛇宮のあたりを歩いていると、どこからともなく声が聞こえてきました。
何の声だろうと思っていると、たまたま参拝されていた女性が
「シロサギなんだよ。卵を産んで子供がいるよ。」
と教えてくれました。
藤田神社でシロサギの声を聞いたことが、なんとなくうれしかったんです😊
あとで写真を見返すと、木の上には巣らしきものも写っていました。
帰るときには、裏参道側の木の上で白い鳥の姿も見ることができました。

⑥ 大黒さまの振り小槌

拝殿の前には、木彫りの大黒さまがいらっしゃいます。
そばには小槌が置かれていて、振り方も書かれていました。
左肩で3回。
右肩で3回。
そしてもう一度、左肩で3回。
せっかくなので、私もこっそり振ってみました🤭
隣には「お触り下さい」と書かれた勾玉石もあり、身体健全や病気回復のご利益があるとされています。
こうして実際にやってみるものがあると、境内巡りがちょっと楽しくなります。
🌿 そのほかの見どころ
カエルの置物が集まる一角

境内には、カエルの置物がずらりと並ぶ一角もあります。
掲示によると、藤田の田んぼに水が張られると一斉に始まるカエルの大合唱を、「神の声」としているそうです。
「無事帰る」「よみがえる」にもつながることから、再生の神として信仰されています。
赤い鳥居が続く参道

境内には、朱色の鳥居が続く参道もあります。
両側には石灯籠が並び、絵馬やおみくじを結ぶ場所もありました。
ご神木の大銀杏

境内でひときわ目を引いたのが、ご神木の大きな銀杏です。
見上げるほど立派な木で、青空に緑の葉がよく映えていました。
学問の神さま・藤田天満宮

境内社の藤田天満宮には、菅原道真公が祀られています。
案内板によると、太宰府天満宮から御分霊されたそうです。
🖌️ 藤田神社の御朱印|令和8年8月8日限定御朱印
私が藤田神社を訪れた目的は、「888」の限定御朱印でした。
令和8年8月8日。末広がりの「八」が三つ並ぶこの日だけあって、限定御朱印を求める人がたくさん訪れていました。
「888」の龍の御朱印は、御朱印帳を預けて後日受け取る形に。
社務所を見ると、預けられた御朱印帳がずらり。
「こんなに人気なんだ」と、ちょっとびっくりしました😳

私も御朱印帳を預けて、3日後の8月11日にもう一度受け取りに来ることになりました。

見本で見ていたのですが、実物を目の前にすると、金文字の輝きも、龍を描く筆の勢いも印象が全然違いました。
「わぁ、すごい……」と、思わず声が出そうになりました😆
そして「888」の御朱印をよく見ると、三つの「8」がそれぞれ龍になっています🐉
令和8年8月8日の御朱印。いい記念になりました♡
今回いただいた限定御朱印は2種類です。
- 「888」の龍の御朱印:直書き・1,000円
- 八咫烏の金文字の御朱印:書置き・500円
📅 藤田神社の祭り・イベント|年間行事と毎月のマルシェ
| 1月1日 | 歳旦祭 |
|---|---|
| 2月3日 | 節分祭 |
| 2月11日 | 建国祭 |
| 5月4日・5日 | 春季大祭 |
| 7月第3土曜 | 夏祭(茅の輪くぐり・人形のお焚き上げ) |
| 10月第2土・日 | 秋季大祭(子ども神輿・露店) |
| 11月23日 | 新穀感謝祭 |
| 12月31日 | 除夜祭 |
| 毎月第1土曜 | ふじた手創り市(9時〜14時) |
※日程は変更になる場合があります。参拝前に公式サイト等でご確認ください。
📋 参拝メモ
授与所には、白蛇金運守や八咫烏の御守り、因幡の白うさぎのお願い絵馬なども並んでいました。
| 所要時間 | 約30分(御朱印待ちを除き、境内をひと通り巡った場合) |
|---|---|
| 御朱印 | 通常の御朱印は直書き(書置きは見当たりませんでした) 8月8日の限定御朱印:「888」の龍=直書き1,000円/八咫烏の金文字=書置き500円 |
| 受付時間 | 平日9時〜15時/土日祝9時〜16時(公式サイトより) |
| ご祈祷 | 厄除け・方位吉凶・祝年祈願など。公式サイトによると、厄除け・祝年は満年齢でも祈願していただけるそうです |
| 授与品 | 白蛇金運守 1,000円/因幡の白うさぎ お願い絵馬 800円/御神塩 500円 など |
| まいられぇスタンプ | 待合所の入口にありました |
| 駐車場 | 道路向かいの駐車場と、本殿に向かって左奥の駐車場を利用しました。どちらからでも境内はすぐです |
| 住所 | 〒701-0221 岡山県岡山市南区藤田509-3 |
| TEL | 086-296-8073 |
| 公式HP | https://fujita-jinja.or.jp/ |
| 公式Instagram | @fujitajinjya.okayama |
※受付時間・初穂料は変更になる場合があります。参拝前にご確認ください。
🚃🚗 藤田神社へのアクセス・駐車場
🚃 公共交通機関でのアクセス
JR瀬戸大橋線・妹尾駅から車で5分。
両備バス「渋川三丁目行き」の「興陽高校前」バス停からは、徒歩約15分です。
🚗 車でのアクセス
境内周辺には駐車場が2か所あります。1回目は道路向かいの駐車場、2回目は本殿に向かって左奥の駐車場を利用しました。
📍 住所:〒701-0221 岡山県岡山市南区藤田509-3

「天」の玉は、2回目の参拝でようやく分かりました
藤田神社へ行ったきっかけは、「888」の限定御朱印でした。
でも2回訪れてみると、御朱印以外にも記憶に残ったものがたくさんありました。
1回目には見つけられなかった「天」の玉。
なんとなく見上げていた千木。
帰って写真を見返して、調べて、もう一度訪れて。
そこでようやく、
「ああ、こういうことだったのか」
と分かるものがいくつもありました。

風鈴の音や、竹林の中の白蛇宮。
木の上から聞こえてきたシロサギの声。
そして、探す楽しみのある「天・地・人」の3つの玉。
一度目では気づかなかったものが、二度目に見えてくる。
そんなところも、藤田神社のおもしろさなのかもしれません😊
「天」の玉がどこにあるのかは、ぜひ現地で探してみてください⛩️
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※この記事の情報は訪問時(2026年8月)のものです。



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