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『まいられぇ岡山』を楽しみ尽くす、岡山の寺社めぐりをお届けしている はなか です。
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今回ご紹介するのは、岡山市北区にある今村宮(いまむらぐう)。問屋町エリアのすぐそば、住宅街の中にある神社です。
「住宅街の中の神社か〜」と思って行ったら、境内に一歩入った瞬間に別世界。池・藤棚・重要文化財の本殿・岩の上のオオカミ像まで、こんなに見どころが詰まってるの!?とびっくりしました⛩️
📘 まいられぇ岡山 掲載ページ:P72
実際に行ってきた下見メモをもとにまとめました。参考にしていただければ幸いです。
📍 境内マップ

石鳥居が2基縦に並ぶ参道を進み、随身門をくぐると境内へ。池・藤棚・複数の末社・神馬殿など、見どころが各所に散らばっています。ゆっくり巡ると30〜40分ほどかかります。
🙏 ご祭神とご利益
| ご祭神 | 天照大御神・八幡大神・春日大神(三柱) |
|---|---|
| ご利益 | 家内安全・厄除け・開運・五穀豊穣・交通安全・商売繁盛など |
| 旧社格 | 県社 |
天照大御神・八幡大神・春日大神という三神をひとつの社に祀るのは、比較的めずらしい組み合わせ。かつて「三社明神」「三社宮」と呼ばれていたのも、それだけ信仰が篤かった証拠だと思います。ご利益も多岐にわたるので、参拝のしがいがありますよ🌿
🏯 宇喜多直家が城のために動かした神社って、どういうこと?
今村宮の歴史は1334年(建武元年)にさかのぼります。奥州白河の領主・菖蒲正寿が、現在の岡山県庁北あたりに三柱の神を勧請したのが始まりです。その後、約250年にわたって岡山市中心部の産土神として篤く信仰されてきました。
転機が訪れたのは1580年(天正8年)。岡山開府の祖・宇喜多直家が岡山城の城郭を拡張するにあたり、神社を現在地(旧・今野村)へ移転。もともとあった八幡宮と合祀されて「今村宮」という名前になりました。
城づくりのために神社ごと動かしてしまうとは……宇喜多直家らしいエピソードですよね😅 移転後も氏子地域は元の中心部と現在地の両方に残っており、参道に並ぶ石柱の奉納者名がその厚い信仰の歴史を物語っています。
実は、宇喜多直家が動かした神社は今村宮だけではありません。岡山城が建つ丘にあった岡山神社も、城の築城にあたって現在地に遷座させられた神社のひとつ。同じ人物によって、同じような事情で移された2つの神社……岡山の歴史を知ると、市内の神社めぐりがぐっと面白くなります。
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黒住教の教祖・黒住宗忠が禰宜だった神社
黒住教の教祖・黒住宗忠は、今村宮の禰宜の家の三男として生まれ、自身も禰宜として奉仕していました。1814年(文化11年)に黒住教を創始する前は、この神社が活動拠点だったんですね。
宗忠神社(大元駅近く)の毎年4月第1日曜日の御神幸は、今村宮への奉告参拝として始まったもの。宗忠神社を参拝したことがある方は、ぜひセットで訪れてみてください。
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✨ 今村宮の見どころ
① 本殿|岡山県指定重要文化財の桃山建築

現在の本殿は1623年(元和9年)の再建。石造りの亀腹の上に建ち、三間社流造・檜皮葺で、正面に唐破風造りの向拝を備えた堂々たる建築です。1955年(昭和30年)に岡山県指定重要文化財に指定されました。
本殿内部の神座の板戸や羽目板には、天人・狛犬などの金碧画が描かれているそうです。ただし、内部が公開されるのは年1回・10月第2土曜〜日曜の秋季例祭典のときだけ。わたし自身もまだ見たことがなくて……次の秋季例祭典には絶対に来ようと心に決めています。金碧画、気になりすぎる🌟
② 木野山神社|岩の上に佇む2体のオオカミが雄々しい

境内の一角、大きな岩の上にオオカミ像が2体座っています。高梁市・木野山神社のご分霊で、神使が狼の姿とされることから、邪気退散・病気平癒、特に流行病にご利益があるとされています。
近くで見ると、手足の筋肉がめっちゃ隆々としていて……これは確かに守ってくれそう!という力強さがあります。なんとも頼もしい表情で、思わずじっくり見入ってしまいました。
③ 随身門と参道|住宅街とは思えない神聖な空間

石鳥居が2基縦に並ぶ参道を進み、随身門をくぐると正面に拝殿が現れます。石灯籠と松の木が参道の両脇に続くこの構図、住宅街の神社とは思えない落ち着いた雰囲気。参拝前にぜひ一度立ち止まって見てほしい景色です。
🌿 その他の境内スポット

本殿裏の末社
緑の中に末社が点在しています。こんな場所にこんな神様が!という隠れスポット感がたまりません。

厩・神馬像
明治33年(1900年)奉納の木製神馬像が収められています。「今村宮では木製の神馬像です」という説明板の一文が、なんかほっこりします😊

厄除け玉(400円)
投げる前に厄除けの願いを込めて玉に災厄を移し、竹製の小鳥居の足元にある石めがけて投げると厄が落ちるというもの。体験型の授与品って珍しいですよね。400円とお手軽なので、ぜひ挑戦してみてください!

宗像神社
木漏れ日の中に静かに佇む末社。ご祭神は宗像三女神(沖津島姫・市杵島姫・湍津姫神)で、航海・旅行・交通を守護する神様として知られています。境内でいちばん「神聖な空気だな〜」と感じた場所でした。
🎯 まいられぇ巡礼クイズ
今村宮は「まいられぇ岡山2025-26」の巡礼クイズ対象社のひとつ。社務所横にクイズの問題が貼られていました。まいられぇガイドブックを持って参拝している方なら、きっと答えがわかるはず……!まだお持ちでない方はこの機会にチェックしてみてください📘
岡山を再発見!「まいられぇ岡山」で楽しむ大人の神社・お寺めぐり
📖 御朱印

大きく「今村宮」と墨書きされ、赤の社紋印が入ったシンプルで力強い一枚です。
| 形式 | 直書き |
|---|---|
| 受付場所 | 拝殿横の社務所 |
| 初穂料 | 300円 |
| 受付時間 | 9時〜16時 |
📋 参拝メモ
| 本殿内部の公開 | 年1回・10月第2土曜〜日曜の秋季例祭典のみ |
|---|---|
| 所要時間 | 拝殿のみ 約15〜20分 / 裏山末社まで 約35〜45分 |
| 駐車場 | あり(無料・境内に数台) |
| 拝観料 | 無料 |
| ペット | 境内への同伴不可 |
| 自転車 | 境内内への乗り入れ不可 |
🚃🚗 アクセス
🚃 電車・バスでお越しの方
天満屋バスセンター・岡山駅から岡電バス「健康づくり財団行き」に乗車 →「今村宮前」バス停下車すぐ。
🚗 車でお越しの方
山陽自動車道岡山ICから20分
所在地:岡山市北区今4-3-5。境内に無料駐車場あり。
おわりに
今村宮は、宇喜多直家・黒住宗忠と岡山の歴史が何重にも重なった神社。「住宅街の中の神社か〜」と思って来ると、いい意味で裏切られます。
重要文化財の本殿・岩の上のオオカミ像・池のある庭園・裏山の末社めぐり、春は藤と桜……。30〜40分のんびり歩きながら参拝するのにちょうどいい神社でした⛩️
参拝後は徒歩圏内の問屋町でランチやカフェも楽しめます。岡山市内参拝のコースにぜひ組み込んでみてください🍽️
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今村宮は岡山駅から車で約10分。市内の神社をまとめて巡るなら、岡山駅周辺の宿が動きやすくておすすめです🌿


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