美作国一宮・中山神社|鉄と猿の伝説が残る古社。駐車場・御朱印・見どころまとめ

中山神社

『まいられぇ岡山』を楽しみ尽くす、岡山の寺社めぐりをお届けしている はなか です。
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今回は、津山市にある美作国一宮 中山神社(なかやまじんじゃ) をご紹介します。

『まいられぇ岡山』にも掲載されている歴史ある神社ですが、実際に行ってみると、ただの「一宮」では終わらない奥深さがありました。

印象に残ったのは、鉄の神様としての歴史 と、猿神社の独特な空気感

しかも、車で行きやすく、境内も比較的回りやすいので、岡山県北の神社巡りにもぴったりです。

  1. 中山神社ってどんな神社?
  2. 駐車場はある?どのくらい歩く?
  3. 猿神社って何がすごいの?

そんな疑問を、車で巡る“下見メモ”としてまとめました。

中山神社はこんな人におすすめ

中山神社は、にぎやかな観光神社というより、静かに歴史を感じたい人に向いている神社です。

  • 岡山県北で格式ある神社に参拝したい人
  • 鉄やたたら製鉄の歴史に興味がある人
  • 安産・子宝のご利益が気になる人
  • 津山ドライブとあわせて神社巡りを楽しみたい人

派手さよりも、「知るほど面白い神社」 という表現がしっくりくる場所でした。

中山神社の境内図

中山神社の御祭神|なんの神様?

中山神社の御祭神は、古代のものづくりや鏡づくりに関わる神様たちです。

  • 主祭神:鏡作神(かがみつくりのかみ)
  • 石凝姥神(いしこりどめのかみ)
  • 天糠戸神(あめのぬかどのかみ)

鏡作神はその名の通り、鏡づくりに関わる神様。

石凝姥神は、三種の神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」を作った神様として知られています。

この地域が古くから金属加工やたたら製鉄と深く関わってきたことを思うと、中山神社が「鉄」や「ものづくり」と結びついて信仰されてきた理由も見えてきます。

ご利益:国家守護/鍛金・冶工(やこう)・農耕・牛馬守護/子授け・安産/交通安全 ほか

中山神社の見どころ|鉄と猿の伝説が残る古社

独特な「中山鳥居」と「中山造」

入口の鳥居は、貫(ぬき)が柱を突き抜けていない 中山鳥居 と呼ばれる独特の形式。

中山神社 中山鳥居

本殿も 中山造(なかやまづくり) と呼ばれる独自の建築様式で、国の重要文化財に指定されています。

「なんだか普通の神社と雰囲気が違う」と感じたら、それはこうした建築の個性かもしれません。

樹齢800年の祝木(いぼぎ)のケヤキ

祝木(いぼぎ)のケヤキ
祝木(いぼぎ)のケヤキとお社

鳥居の手前でひときわ目を引くのが、どっしりと根を張った大きなケヤキ。

長い年月、この場所を見守ってきた存在感があります。

写真で見るより、実際に目の前に立つと迫力があります。

猿神社|安産の神様として親しまれる末社

猿神社

本殿の裏手を少し登ったところにある猿神社は、“恐れられた猿神が、今では安産・子宝の神として祀られている”という、この神社ならではの伝承を残す末社です。

猿の顔をした狛犬

中山神社 猿神社の狛犬 吽形
中山神社 猿神社の狛犬 阿形

『今昔物語』の猿神様に由来するといわれる、こちらの狛犬のお顔。

よく見ると、猿の顔。

この神社ならではの見どころです。

今昔物語の猿神様ってどんな神様なのかな?
とても興味がわいてきたから、ちょっと調べてみたよ!

今昔物語に残る「猿神伝説」

中山神社の猿神社には、『今昔物語集』にも残る「猿神伝説」があります。

ざっくり解説:かつてこの地の猿神は、生贄を求める恐ろしい存在として語られていました。しかし最後には人々に害をなさないことを約束し、今では安産・子宝の神として親しまれています。

「昔は恐れられていた存在が、今では人々を守る神様として祀られている」。

この変化こそが、猿神社のいちばん興味深いところかもしれません。

昔は恐れられた猿神様が、今では安産・子宝の神様として親しまれている。
その変化が、この神社のいちばん面白いところかもしれません。

参拝メモ(御朱印・授与品・所要時間・駐車場)

  • 御朱印
     受付:9時~16時30分
     直書き:500円
  • 授与品
中山神社 授与品
中山神社 お守り
おみくじ
  • 駐車場 無料駐車場あり
        駐車場を降りるとすぐ境内に入ります。
  • 参拝所要時間 ゆっくり巡ると約40分〜1時間
  • まいられぇクイズ・スタンプ:授与所

中山神社のアクセス|最寄り駅・ICからの行き方

🚃 電車でのアクセス

JR岡山駅からJR津山線で津山駅まで約70分。
津山駅、中鉄バス(西田辺行)「一宮保育所前」下車すぐ 約20分。
合計90分 運賃:約1,500円。

🚗 車でのアクセス

中国自動車道院庄ICから約15分。

参拝後の寄り道|作州武蔵 蔵開き

中山神社で清々しい空気に触れた後は、この時期だけの特別なお楽しみへ。

今回は運よく、難波酒造さんの「作州武蔵 蔵開き」に立ち寄ることができました。

中山神社からシャトルバスでアクセス

中山神社の駐車場には、蔵開き会場へと続くシャトルバスの待合所が設置されていました。

10分おきに運行されていて、待ち時間も少なくスムーズ。

参拝後の立ち寄り先として、とても便利でした。

蔵元ならではの冬のにぎわい

会場に着くと、立派な酒樽が並び、地元の方や日本酒ファンでにぎわっていました。

「蔵開き」ならではのお楽しみが満載!

広い蔵の中は、まるで大人の文化祭のようなワクワク感。

冬の美作らしい活気を感じられる空間でした。

作州武蔵 蔵開き 甘酒のふるまい
  • 甘酒と綿菓子のふるまい: 甘酒はやさしい甘みで体が温まりました。お子さん向けの綿菓子もあり、会場はやわらかい雰囲気。
作州武蔵 蔵開き にごり酒案内
  • 蔵開きならではの一杯: 生にごり酒やしぼりたてを気軽に楽しめるのも、このイベントならではの魅力です。
作州武蔵 蔵開き 限定酒の販売コーナー

限定酒の販売: 「垂れ甕汲み揚げ」の生酒など、普段はなかなか出会えないお酒が並んでいました。みなさんたくさん買ってました。

中山神社の参拝とあわせて、こうした地元の季節イベントに出会えるのも旅の楽しさのひとつ。

時期が合えば、参拝後の寄り道先としておすすめです。

まとめ|鉄と猿の伝説が残る、知るほど面白い一宮

中山神社は、格式ある一宮としての歴史と、鉄づくりの信仰、そして猿神社の伝説が重なる、知るほどに面白い神社でした。

派手な観光スポットではありませんが、そのぶん静かに歩きながら、この土地に積み重なった歴史を感じることができます。

岡山県北で神社巡りをするなら、ぜひ立ち寄ってほしい一社です。

津山は冬の冷え込みが強いので、防寒はしっかりめがおすすめです。
特に朝の参拝は空気が澄んでいて気持ちいい反面、想像以上に寒い日もあります。

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