『まいられぇ岡山』を楽しみ尽くす、岡山の寺社めぐりをお届けしている はなか です。
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今回ご紹介するのは、岡山市中区奥市、操山のふもとに鎮座する岡山縣護國神社(おかやまけんごこくじんじゃ)。
町なかにいるはずなのに、境内に一歩入った瞬間、ぽっかりと別の空間が広がっていて……「こんな場所が岡山にあったんだ」と思わず立ち止まりました⛩️
実際に参拝して感じた見どころを、写真とあわせてご紹介していきます。
📘 まいられぇ岡山 掲載ページ:P73
初めてでも迷わず回れるように、ポイントをまとめました。参考にしていただければ幸いです。
📍 境内マップ

🙏 御祭神とご利益
| 御祭神 | 岡山県出身または岡山県に縁故のある御英霊 五万六千七百余柱 |
|---|---|
| ご利益 | 家内安全・交通安全・厄除け・心願成就・合格祈願・病気平癒など |
| 旧社格 | 内務大臣指定護國神社 |
戊辰戦争から大東亜戦争(太平洋戦争)にいたる数々の戦いで亡くなられた方々、さらに戦地で病に倒れた方、看護のために赴かれて亡くなった方、終戦後にシベリアで抑留されて命を落とされた方々も「御英霊」としてお祀りされています。
🏯 池田章政公から始まった、岡山の英霊を祀る神社
岡山縣護國神社の歴史は、明治2年(1869年)4月3日にさかのぼります。当時の備前藩主・池田章政公が、後楽園の裏・竹田河原において、戊辰の役で戦死された34柱のために招魂祭を執り行ったのが始まりです。
同じ年の6月には岡山市東山公園内に社殿と碑石が建てられ、55柱の鎮祭が執り行われました。これが岡山縣護國神社の実質的な創建になります。
その後、大正4年(1915年)に現在の奥市公園内へ遷座。昭和14年(1939年)に「岡山縣護國神社」と改称され、昭和37年には昭和天皇・香淳皇后両陛下の御親拝も賜っています。
全国にある護國神社の多くは、明治2年の東京招魂社(現在の靖國神社)創建に合わせて建てられたもの。岡山の護國神社もその流れのなかで生まれた一社なんですね。
この歴史を知ってから歩くと、さっきとは違う気持ちで境内を見てしまいます。
✨ 岡山縣護國神社の見どころ
大鳥居と迫力満点の狛犬

まず迎えてくれるのが、どっしりとした木造の大鳥居。その両脇に鎮座する赤茶色の狛犬がとにかく迫力があります! 近くで見上げると、巻き毛の造形やがっしりした体つきの存在感がすごくて、思わず何枚も写真を撮ってしまいました📸
参道にはバリアフリーのスロープも整備されていて、ご家族みんなでお参りしやすい造りになっているのも嬉しいポイントです。
まっすぐ伸びる参道|振り返ったら、別の世界が広がっていた

鳥居をくぐると、まっすぐに伸びる広い参道が続きます。両側には操山の木々が続き、奥に進むにつれて社殿が近づいてくる。
そして拝殿まで来たとき、ふと振り返ってみると……青空と、木々と、まっすぐ続く参道が、ぽっかりと広がっていました。
町なかにいるはずなのに、こんなに静かで広い空間がある。この写真を撮った瞬間、なんかもう言葉が出なくて、しばらくぼけーっと突っ立ってしまいました😊 時間の流れがゆっくりになる感覚、ぜひ現地で体感してみてください。
銅板葺き屋根の美しい本殿

拝殿裏に回り込んで見える本殿は、緑青色の銅板葺き屋根が美しい造り。昭和36年に銅板に葺き替えられたもので、操山の緑を背景にすっと立つ姿にうっとりしてしまいます……。玉垣越しに見る屋根のカーブや木組みも、じっくり眺めたくなる美しさでした。
松の絵が映える舞楽殿

境内で目を引く建物のひとつが、正面に大きな松が描かれた舞楽殿。お能の舞台のような佇まいで、境内の厳かな雰囲気にぴったり合っています。
戦没者を偲ぶ、慰霊碑・顕彰碑をめぐる

岡山縣護國神社で特に心に残るのが、境内随所に建てられた数多くの慰霊碑・顕彰碑です。ひとつひとつに、戦争で命を落とされた方々への思いが込められています。
木々の奥にひっそりと建つ菊水塔は、海軍中将・宇垣纒提督と十七勇士を偲ぶ碑。緑の中に静かに佇む姿がとても印象的でした。
母の像は、幼い子どもたちを抱きかかえる母親の姿が刻まれています。戦争で夫を失いながらも子どもを育て続けた遺族の方々への思いが伝わってきて、碑の前に立つと自然と足が止まりました。
境内入口にひときわ目を引く平和の女神像(歩兵第五十三聯隊顕彰碑)は、躍動感あふれる馬上の像。力強い造形が印象的です。
碑文をひとつひとつ読んでいると、自然と手を合わせたくなる……そんな静かで尊い時間を過ごさせていただきました。
📖 御朱印

| 形式 | 直書き 500円 |
|---|---|
| 受付場所 | 社務所 |
靖国神社・護国神社のオリジナル御朱印帳(2000円)も。参拝の記念にぜひチェックしてみてください📘

お守りはフクロウやカエル、光を通す透かし桜のチャームなど、思わず手が伸びてしまうデザインが揃っています。お気に入りを探す時間もまた楽しいです😊
📋 参拝メモ
| 所要時間 | ささっと参拝 約15〜20分 / 慰霊碑をゆっくり巡る 約45〜60分 |
|---|---|
| 駐車場 | あり(無料・境内) |
🚃🚗 アクセス
📍 住所:岡山県岡山市中区奥市3-21
🚃 電車・バスでお越しの方
岡山駅から両備バス西大寺方面行きに乗車 →「護国神社前」バス停下車、徒歩約8分。
または岡山電気軌道(路面電車)東山線「東山駅」下車、徒歩約20分。
🚗 車でお越しの方
岡山駅から岡山県道28号岡山牛窓線経由で約15分。境内に無料駐車場あり。

おわりに
岡山縣護國神社は、操山の緑に包まれた静かな場所に鎮座する、凛とした空気の神社でした。
数多くの慰霊碑・顕彰碑をめぐりながら手を合わせる時間は、日々の忙しさをふっと忘れさせてくれるような、尊い時間。春の桜・秋の紅葉の名所としても知られているので、季節を変えて何度でも訪れたくなる神社です🌸🍁
静かな時間を過ごしたいときに、ふと思い出してほしい場所です。



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